ニューヨーク州の民主党議員、セックスワークを合法化する法案を提出




ニューヨーク州の議員はセックスワーク(性風俗業)を非犯罪化する法案を提出したと「NBC News」が伝えています。


ニューヨーク州の民主党議員のグループは、月曜日にセックスワークを非犯罪化し、合意の上で行われる売春に従事することを合法的にしようとする法案を発表。



ニューヨークの記者会見で、Decrim NY(ニューヨークでのセックスワークを非犯罪化するために闘う連合)は、セックスワークを厳しく取り締まる法的な試みが歴史上失敗しており、刑事司法制度は、売春を合意している成人を起訴するために使用されるべきではないと述べたとのこと。

上院議員のJulia Salazar氏は、セックスワーカーのことを「尊厳をもって扱われる権利を主張しようとする際に、偏見、差別および虐待に直面しなければならない。」と述べています。

現在、民主党員の間で党派を越えてどのような支持をするかは不明なのだとか。

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ニューヨークでは、売春は最大3ヵ月の懲役と最高500ドル(約55000円)の罰金で処罰される軽犯罪として扱われ、売春婦を求めた罪で刑務所や罰金に直面する可能性もあるとのこと。

アメリカでは、ネバダ州のみが特定の郡で、売春宿の運営などを通じて法的売春を許可しています。

ニューヨーク市ブロンクス出身のセックスワーカーTS Candiiさんは、「セックスワークにより、私には自分に供給するべき一貫したお金があります。ヘルスケア、賃貸料、食物、携帯電話料金を支払うお金。私が差別されない場合は、それは所得源泉となります。」と述べた。

しかし、性的人身売買と家庭内暴力の被害者を支持するサンクチュアリグループは、非犯罪化法は十分に役に立たないと主張していて、たいてい、女性と女の子を、「売買される商品。」に変えるシステムを公認するだけであると主張しているのだそう。

オーガナイザーで元セックスワーカーのJessica Ravenさんは、『New York Daily News』の特集記事に「私たちにとって、これは肉体的な自主性の問題 - 私たちの体、私たちの選択 - ですが、それ以上に、それは経済問題です。」と書いています。

SNSには「セックスワーカーは保護されるために、合法にするべき。」「合法にするなら他の国のように犯罪や感染症から保護できる規制もないといけない。」「本来、選択するべき仕事じゃない。」「左派にはうんざり。不健全なところばかり追求している。」「議員はセックスワーカーからも税金を徴収したいだけ。」などのコメントがあがっています。




TOP写真:うさコさんによる写真ACからの写真

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