新型コロナウイルスと5Gネットワークを結びつける根拠のない説が流れていることを「TheGuardian.com」が伝えています。
5Gがコロナ感染に影響するというデマが流れ、リバプールとウェストミッドランズ周辺の電波塔に対する破壊行為が多数発生し、先週に少なくとも30件の事件があったと推定されています。
しかし、英国では5Gの導入は遅れているため、破壊された電波塔の多くは3Gおよび4G機器なのだそう。
このデマはFacebookなどで拡散され、一部の有名人やインフルエンサーによって煽られ、デマが拡大していたようですが、事件が発生するまで業界や政府は注視していなかったとのこと。
英国の主要な4つの携帯電話ネットワークを束ねる業界団体MobileUKは、「5Gとコロナウイルスの間に何らかの関連があるという科学的な証拠はありません。」と破壊行為を止めるよう公開書簡を発表しています。
SNSには「前からあった5Gの体に悪いという説がコロナと融合してしまった。」「人間ってこんなに馬鹿なのか?」「ロックダウンされているのに通信システムを台無しにするなんて愚かだ。」「ファーウェイを導入することには腹を立てているがこんなことはしないよ。」「これはテロ行為だ。」などのコメントがあがっています。
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