オーストラリアの原野で迷子になった3歳の女の子を17歳の犬が一晩守り切る





オーストラリアの原野で迷子になった3歳の女の子を牧羊犬が守り切ったことを「BBC News」などが伝えています。



現地時間の16日の朝、16時間行方不明になっていた3歳の少女と一匹の犬が丘の上で無事に発見されたことを地元警察が発表しました。

前日、クィーンズランド州南部のダウンズに住むオーロラちゃんが自宅から出た後に行方がわからなくなり、100人以上の緊急作業員とボランティアが捜索に参加していました。

オーロラちゃんが自宅を出た後、17歳の愛犬マックスが彼女を追いかけ、そのまま付き添っていたとみられています。



祖母レイサ・マリー・ベネット(Leisa Marie Bennett)さんは、自宅から約2キロ離れた場所からオーロラちゃんの叫び声が聞こえたと「豪ABC」に話しています。

「私が山を登って頂上まで来たとき、犬が私のところにやって来て、私を孫のところまでまっすぐに導いたんです。」

親戚の話によると、夜は気温が15℃まで低下する中、オーロラちゃんとマックスは岩の下に避難していたとのこと。

▼こちらがマックス、加齢により耳と視覚が弱ってきているのだそう。


警察はマックスの行動を賞賛し、名誉警察犬の称号を与えました。

クレイグ・ベリー警部は「3才の子供が夜を越えることは、とても怖く怯えていただろうし、とても寒かっただろう。」「犬が子供のために一緒に居たことで安心しただろうし、彼女を暖めたことだろう。良い結果になった。」と語っています。

シドニー大学の動物行動学者のポール・マクグリーベイ教授は、年齢を重ねた犬ほど人との繋がりを大切にすると「BBC」に話しています。

「幼い少女が泣いていたなら、犬は彼女をなぐさめる行動を取った可能性は高いです。」「彼女と残り、彼女のそばに居てあげることが最善の行動だったのでしょう。」

SNSでは、「なんていい子!」「彼はヒーローだね!」「私の犬も子供たちがサボテンに近づかないようにいつも注意してくれるわ!」「たまに犬は毛皮を着た天使なんじゃないかと思う。」「本当のベストフレンド!」などのコメントが寄せられています



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